
盆栽の育て方
私たちと同じように植物も日々
成長しています。
きっと誰かにとっては見逃してしまう変化だけど
真っ直ぐ向きあう
あなただけが気づく小さな喜び。
盆栽と長く付き合っていく為の
育て方の「コツ」をお裾分けします。
基本の3つ
①水やり

盆栽の手入れで最も大切なことは“水やり”です。
一見単純なものと思いがちですが
業界では「水やり3年」という言葉があるくらい
奥の深い作業となります。
まずは、枯らさないように
季節ごとの水やりの仕方を覚えましょう。

1日2~3回程度
水切れで枯れてしまうことが多い季節です。
土の乾き具合を見てたっぷりと水をあげてください
乾燥対策として寒冷紗を張って日差しを防いだり
鉢ごと土に埋めたりして水切れを防ぐと◎
2日に1回程度
夕方に与えた水が夜間に凍結すると鉢が割れたり、根が痛んだりすることがあるので、水やりは午前中を主体にします。夜間、氷点下になりそうな時は、室内へ
春
1日1回
基本的には1日1回の水やりで大丈夫なのですが
新芽が出てくると土が乾くスピードが早くなります
乾きの早いものにはもう1度水やりをして下さい。
夏
秋
1日1~2回
夏のピークが過ぎたとはいえ
残暑が続きなかなか気温が安定しない季節
地面の乾き具合を見ながら
しっかりと水をあげましょう
冬
②管理場所

盆栽を元気に育てる為には
置き場所を考えることも大切
基本的には屋外で管理します
風通しと日当りの良い場所に置きましょう。
夏の日差しが強い日や冬の寒波が厳しい時期などは
屋内やビニールハウスに避難させることも大事です
また、地面から離れた場所だと
蟻が鉢の中に巣を作るなどの心配もありません。

③肥料と消毒
盆栽を健康的でより良い状態で育てる為に
定期的に肥料と消毒を行うことが効果的です
肥料
様々な種類の肥料がありますが
おすすめは固形タイプ
水やり時に肥料が溶け出していきます
残量が一目でわかるのも◎
樹種や植え替えのタイミング等によって異なりますが
4~11月の間に肥料を与えるのが一般的
花物類や実物類は花や実をつけるために多くの力を使うので
花後や摘果後に綺麗な花や実を見せてくれたお礼として
「お礼肥」を与えるのも効果的


消毒
消毒する主な目的は2つ
殺虫と殺菌
害虫や病気から大切な樹を守るために
あらかじめ予防しておくことが大切です
手軽に使えるスプレータイプから
お試しください